2007年09月21日
川俣晶の縁側模型局キャラクターモデル total 5379 count

MG ターンエーガンダム・塗装もしないストレート組みやっと完了・凄いのに物足りない結果……

Written By: 川俣 晶連絡先

 MGターンエーガンダムが、やっと出来ました。

 といっても、塗装もせず、ニッパー1つで部品をランナーから外して組み立てただけです。

 ほぼ毎晩、少しずつ作業して、一ヶ月以上掛かりました。

主旨 §

 モデグラのターンエー特集が熱かったから。

 私もターンエーのデザインは嫌いではないから。

 モデグラに、組んで構造を確認して組み終わったら捨てて良いと書いてあったから。

感動の序盤 §

 組み始めてすぐ胸部から腰にかけての構造に本当に感動しました。

 工業製品ということを意識させられる内容です。

 どこまで行っても、兵器テイストのキャラクターモデルでしかない既存のガンダムのモデルとは全く異質です。スケールモデルを組んでいる感覚にはるかに近いものです。

冷めた終盤 §

 しかし、全体を組み上げてみると何か違う……。

 個々の部品は工業製品っぽいのに、全体を組み上げると玩具っぽい感じが漂ってしまいます。

 いろいろ考えてみましたが、以下のようなことはあると思います。

  • 顔の形がキャラクターっぽい
  • 足が長すぎる
  • 可動部分が過剰に多すぎてピタッと決まらない
  • 背中に付くビームライフルとシールドの保持部品が大味すぎる
  • シールドの表面がツルっとしすぎて面白みが乏しい (ビームライフルの出来が凄いのに対して、シールドが物足りないアンバランスさ)

 まあともかく、本当に納得の行くターンエーが欲しければかなりの追加工作が必要とされそうですね。私はそこまではやりませんが。

その他 §

 片方の足が、腰の付け根から外れやすくなっています。

 最初からゆるかったのかな……?

 それとも、何か工作上のヘマをしたかな?

感想 §

 こういった印象からすると、やはりMGターンエーという製品は、まだまだ通過点に過ぎないということでしょう。

 とはいえ、このまま「格好いいガンダムの異端バリエーション」というキャラクターモデルの方向にシフトしていくなら、私の興味の対象にはなりません。

 今回の面白さは、やはりシド・ミードのデザインと手の中で格闘してみた刺激にあった感じです。それが心の栄養になるわけですね。